南アルプス・甲斐駒ケ岳の源 尾白川渓谷登山道整備
観光課です。
南アルプスの懐深く、雄大な甲斐駒ヶ岳を源とする尾白川は、「日本名水百選」に選ばれた北杜の名水の一つ。
花崗岩の岩肌を流れる清流や、森林から垣間見える雄大な山々など、美しい自然が広がっています。渓流沿いにはハイキングコースもあるんですよ。
ハイキングコースと言っても、途中からは危険な箇所もたくさん出てきますので、「登山道」と呼んだほうが良いかもしれません。
先日、尾白川渓谷の「登山道」の整備をしてきたので、その様子をご紹介します。
尾白川渓谷駐車場を出発!
今回のメンバーは、観光課の職員4人に加え、登山家でふるさと親善大使の花谷泰広さん、地域おこし協力隊として(一社)北杜山守隊の事業支援をしている高橋さんと、力強い助っ人にご協力いただきました。
登山道整備に必要な道具を持って、駐車場を出発。
エメラルドグリーンが美しい「千ヶ淵」
出発から15分ほどで「千ヶ淵」に到着。
ここまでは、お子様連れでもお楽しみいただけます。
早速、整備活動開始。
冬の間に落下してきた大きな石を安全な場所に移動させます。
重い石は3人がかりです。
「千ヶ淵」を過ぎると、本格的な登山道に入ります。
途中、不安定に立つ看板を補修したり・・・
登山道に飛び出る木を伐採したり・・・
道を進んでいくと、いくつも出てくる危険個所。
その一つ一つを協力して整備します。
整備をしながらも、自然の美しさに触れることができました。
山にも花が咲き始め、山の春の訪れを感じました。
順調に道を進め、
旭滝→百合ヶ淵→神蛇滝と、いくつもの滝を過ぎ、
一番奥の不動滝に到着!
迫力のある不動滝。
滝つぼ近くでは、キラキラと水しぶきが。
天気のよかったこの日も、ヒヤッとするくらいの冷たい空気でした。この後も、整備を続け、無事に下山。
出発して約6時間。
尾白川渓谷を周遊しながらの登山道整備でした。
最後はヘトヘトになっている職員もいましたが、無事ミッションを終えました!
観光課では、市内の登山道や遊歩道が安全に利用できるよう、整備を続けていきます。